
アニマル惑星
作者から読者へ
いつも熱い声援をありがとうございます。
「大長編ドラえもん」シリーズの第十作めをここにおくります。
今回は、のび太たちがメルヘンの星を舞台に、今までにない夢いっぱいの大冒険を繰り広げる話です。はたして、ファンタジックな世界でまっているものは…。
みなさんもいっしょにたのしんでください。
藤子F先生、ありがとうございました。
あらすじ
夜中に、寝ぼけて異世界に迷い込んでしまったのび太。花を土産に帰って来るが、誰も話を信じてはくれない。真相を解き明かす為、謎の空間への入り口に、飛び込んだのび太と彼を助けに来たドラえもんは、人間のように生活する、動物達の楽園を発見した。
大雑把な感想
感動の再会かと思いきや、ビンタ!!? 藤子F先生は、チッポという名前を犬のキャラクターに付けるのが、好きみたいですね。親父ぃにひっぱたかれるチッポは、読者の意表を突く場面です。この世界の父親達は、すぐ暴力ですね…
珍しく、ビビるジャイアン 怖い目に遭った為、いつもはスネ夫が担当している枠を、ジャイアンが務めます。
「タヌキと言われるのが、そんなに嫌か?」 んまぁ、猫ですからね。タヌキも猫!って言われたら嫌だと思います。イヌ科ですし。まぁ、実際の動物達は、自分達の名称なんか、なんとも思ってないでしょうけどねぇ。
環境破壊への懸念 この頃から、説教臭い場面が増えていきます。やたらクリーンなエネルギーにこだわったり、環境破壊に反対活動を訴えたり、風刺漫画の側面が見られます。
敵
汚染された母星から抜け出し、環境豊かな星を狙うニムゲ達。彼らも、愚かな先祖達の尻拭いを強要された、可哀想な連中ではあるのですが、強奪しか方法を得られなかったのが、残念なところですね。
やっぱこれだね♪秘密道具
・動物ごっこ帽子
動物の能力を手に入れられる。しずちゃんは、ウサギ・聴力。ジャイアンは、ゴリラ・筋力。スネ夫は、キツネ・嗅覚を使用。
・圧縮非常食
アニメ版では中に、カツ丼が…ブタくん、お許しください。まぁ、似た食感の、植物性の物だったり、プランクトンだったり、したりして…
・ツキの月
ゴツゴーシュンギク、で作られた無茶苦茶な、秘密道具。普段ついてない人ほど、効果がある。宇宙船を発見し、敵のアジトに向かい潜入、人質を解放し、ギンガ警察が駆け付ける足掛かりを用意し、無事に生還するという展開を、のび太は瞬く間にやってのけた。
推し!名場面
今回は、救命ボートに飛び乗るジャイアンに、決定!!怖い思いをし、怯えていたジャイアンも、友のピンチとなれば、駆けつけるガッツがある漢。お前、ホントにいじめっ子かよ。
フフフなしずちゃん
メルヘンチックな夢を見て、からかわれるのび太に、絵本のような動物が語り掛けてくる、お話が好きだと語る。彼女にとって、夢のような体験であっただろう。
ゲストを語ろう

イケメンリーダー、ニムゲ総長
何故か、アニメ版ではイケメンにされていました。かっこよくて、強いのね!嫌いじゃないわ!!マスクを取らせてくれ、と懇願し爽やかな空気を堪能する姿は、我々と何ら変わらない。声優が、大鷲の健であり、009でもあり、テッカマンなので、余計カッコよさに磨きがかかる。