
あらすじ
ジャイアンに盗られた道具を取り戻そうとする、ドラえもん達だったが、事故で異世界の次元と繋がってしまう。異世界で、のび太君そっくりな若き王子・ティオと遭遇したのび太達。勘違いから、王子の暮らしを体験し、いい気になったのび太は、ティオの入れ替わって、生活したいという申し出を受け入れる。困ったのは、ドラえもんで…
大雑把な感想
異世界の住民との交流という、お決まりの展開ですが、のび太とティオの交流がとても良い。交代することで、互いに一緒にいるわけではないのだが、周囲の人間の反応によって、人となりが分かる。普段温厚なのび太が、厳しいティオになるから、周囲は驚いて怒ったり、恐怖を感じるし、厳しい王子が、優しいのび太になったから、周囲の人達も喜んでいいいのやら、不思議な反応をする。
道具ありきとはいえ、誰かの為に力を使い、下の人達にも優しく接するのび太は、良い王子になれたかもしれない。でも、レディナの魔の手が伸びている状況で、そんなことは、言っていられない。優しいだけの王子が求められなかったティオの苦しみは大きい。
母を助けたい、民を守りたい、だから強い王子にならなければならない。色んな物を一人で背負い込んでいたティオは、自分とは正反対に、人に頼れるのび太に影響を受けたのでしょう。
やっぱり、トップになる人物というのは、優秀な人物ではなく、人に頼れる人物だと思いますね。なんでも出来る人間なんて、居ないのですから。適任者を見抜き、采配して力を活かし、自身も助力する。頼り上手な人間に、私もなりたいですね。
今回は、ジャイアンにもスポットが当たっており、自分の力を発揮できる場所を見つけられた!!と、ティオ達に棒術を教えている師範・イサマルに弟子入りします。
彼がそんな悩みを持っていたとは…将来は軍人か、プロレスラーか…
敵
神官長として王国に仕えていた「レディナ」という魔術師が、本作の敵です。「動物使い」「薬使い」「槍使い」という、部下を従えています。
王子の命が必要なのに、うっかり底なし沼に誘い込んでしまうという、ドジっ子な一面も。
やっぱこれだね♪秘密道具
・とりかえっこふろしき
ふろしきで包んだものを、別のものと交換する。終盤でも、危機を打開した。
・タイムホールとタイムトリモチ
タイムホールで繋いだ空間に、トリモチが付いた棒を入れて、物を取る。扱いが難しく、出てくるたびに問題が起きてしまうトラブルメーカー。どんな優れた道具も、使う人間がコレでは…
・進化退化放射線源
光線を当てたものを、進化させたり、退化させることが出来る。設定が気に入られたのか、たびたび出てきます。
推し!名場面
サッカーに似た競技「サカディ」が登場します。命を懸けた競技を乗り越え、絆を深めたティオとのび太は、その経験を活かして、撃破につなげます。
運動神経が良くないのび太君が、奮闘しティオの勝利に貢献するのが、とても良い。
フフフなしずちゃん
「白雪姫」の物語を、素敵なお話だと考える、我らがヒロイン。その素晴らしさを、ククにも伝えていました。本を投げて来たり、木の枝を振り回してジャイアンを叩きのめしていた、ティオには恐怖心を持っていましたが、最後は打ち解けたようだ。
サカディをするのび太達を応援したり、最後は王子様の恰好をしました。
ゲストを語ろう

師範・イサマルの娘で、ティオの幼馴染。のび太が交代しているとは知らず、子供達にも優しく、不思議な力で物事を解決する姿を見て、ティオが優しくなった!?と喜んでいました。囚われの姫といった感じで、一行の目的となるのですが、この出来事からティオも、彼女をとても大切に思っていることが分かりますね。
白雪姫とリンクさせているのでしょうが、キスシーンは、不要だったような気が。