
あらすじ
スネ夫にロボット犬を自慢されたのび太は、ドラえもんという存在が居ながらも、ペットロボットを求め、ドラえもんを怒らせてしまう。いじけたのび太は、無断で取り出した道具から、誤ってロボットを大量に注文してしまった。ロボットの群れに巻き込まれ、のび太達の迷い込んでしまったロボット・ポコ。彼を元の世界に返してあげる為、一同は、奮闘する。
大雑把な感想
ロボットをメインにした話は「鉄人兵団」でもしていましたが、今回はロボットと人間の共存、友情を描いていました。
ジャンヌは、結構好き嫌いの別れる人物ですね。父親が死んでしまったのは、悲しいことですが、ロボットに感情があったせいだ!!って、ロボット達から感情を取ってしまえ!!って、そそのかされて乗っかってしまうのが。彼女が改心する過程が、見どころの一つです。
最終決戦が、展開が飛び飛びで、物足りない感じがあります。
・のび太がロボットに乗ったぞ!!➡大して活躍せずに危機打開
・デスタ―と対決➡突入と同時に気絶
・ドラえもん達が宇宙に!?➡あっさり解決
など
アニメ版の宣伝にて、「一緒が、一番、強い!!!」という台詞と共に、ロボットが出てくるのですが、彼らは戦いには、活躍しません。
敵
今回は、国王の側近を務めていた。デスター司令官。彼は前々から、ロボットに敵対心を持っており、国王が事故から、ロボットを助けたことで命を落とすと、これ幸いとジャンヌに良からぬことを吹き込みました。
戦闘描写は少なく、あんまり強いイメージもない。ジャンヌをそそのかしただけで、大して悪いことはしていない。評価に困る悪役です。
チャペック博士の双子の弟だそうですが、どうしてこれまで何もしなかったんだ?という疑問は、胸にしまっておきましょう。
やっぱこれだね♪秘密道具
・いもほりロボット、ゴンスケ
テレビアニメや、後の作品でも稀に登場するロボット。芋を育てるのが好き。毎度、騒ぎを起こすトラブルメーカーだが、彼が出す田舎もの雰囲気は、和みますな。
・くすぐりノミ
何かないか、と取り出した中にあった道具。缶に詰め込まれたノミ型のロボットであり、缶から出た後、ロボットに張り付きくすぐる。
力には、力に対抗するだけでない。とてもユニークだ。
・なんでも操縦機
取り付けることで、簡単に操縦することが出来る。が、のび太君では、使いこなせなかった。しかし、別世界の道具をすぐさま使いこなす博士には、恐れ入りましたわ。
推し!名場面
ドラえもんと対決し、敗北したロボット・コングファイター。彼から感情を抜き取ろうと、連行するロボット達。ロボットを追い払うドラえもんに怒るコングだが、そんな彼をドラえもんは叱る。感情が無くなれば、そうやって怒ることも出来ないのだと。
もう一つ名シーンがありまして、最後にのび太ママが言った一言。
「ドラちゃんだって、私の子供よ」
母親が居て、甘えられるのび太達を羨ましく思っていたドラえもんには、とても嬉しい一言ですね。ドラえもんを作った博士は、まだ、ご存命でしたっけ。
フフフなしずちゃん
涙を流しながら説得したり、怪我した自分をずっと介抱してくれたのに、心を開かないジャンヌに、平手打ちをします。勿論、平手打ちだけが改心した理由では、ありませんがきっかけになりました。
ゲストを語ろう

今回は、「ミクロスになれなかったロボット犬、アソボ」をご紹介。
スネ夫が自慢するロボット。お手などの芸が出来るが、インプットされていない人物の言うことは聞かない。のび太が誤って、現代に呼び寄せってしまった注射ロボットに、注射をされてしまったせいで、おかしくなってしまいました。
スネ夫も、ただ自慢するだけの対象…と思っていたわけではなく、「壊れたのがアソボだったら、どう思うか」とのび太に説かれた時、素直に従っていました。
骨川毛・愛ネコである、チルチルとの相性も気になるところ。
同じく、ロボットをテーマにした名作↓